こんにちは。いつも豆知識コラムを書いていることが多い信田です。
先日、MRのために大阪へ出張してまいりました!
今回は商品開発に必須の「MR(マーケティングリサーチ)」の裏側をちょっとだけご紹介します。
「marketing research」(社内では「エムアール」と呼んでいます)とは、お客様のニーズやウォンツを知るための調査です。
開発の現場にいると、ついつい会社や開発の立場の都合から商品を作ってしまいがちです。
時にはそれが「お客様の隠れたニーズ」の発掘へとつながり、成功することもあります。しかし、開発者の身勝手な商品にならないように、定期的に「お客様の求める商品・サービス」をリサーチして、軌道修正していくことが重要です。
開発者であり研究者でもある筆者としては、お客様の「欲しい」と、私たちの「技術」や「想い」がちょうど重なるところが見えてくると、ワクワクします!
(具体的にはお伝えできない部分もあるのですが…)
今回は、後々ライバルになりそうな所へ客として入店したり、商品を買い集めて比較・分析したりしました。
お店では、周囲を見回して客層を観察したり、メモをとります。
実際に買って食べてみたり、写真を撮ったり。不自然にならない程度に、店員さんに(突っ込んだ)質問もしてみます。
日持ちのする商品は「MR品」として購入して持ち帰り、後日開発メンバーでディスカッションをしながら食べることもあります。
イメージする完成品に近いMR品が見つかった場合は、「見本」として試作開発の目標になることも。この見本のことを、社内では「ベンチマーク」と呼びます。試作品の完成度を測る、一つの指標にするわけです。
その他MR品は、原材料や味、パッケージデザインなど情報を細かく表にまとめていきます。
他に無い独自商品を作るために、MR品の特徴を分かりやすく図にして開発の方向性を決めることもあります。
今回のMRでは、美味しい商品だけでなく素敵な「作り手の想い」に触れることもできました。
たまたまベテランの店員さんとお話しすることができ、創業者の想いやこだわりをじっくり聴くことができたのです。
特に原料へのこだわりを貫くと、そもそも作っているところが無くて探すのに苦労したり、原価的に厳しかったり、社内の逆風にあったり…。
どこも大変なんだ、と共感してしまいました。
具体的な商品開発の苦労話はこちら↓
(裏話など、少しずつ増やしていく予定です)
https://www.piene.co.jp/column/category/about-our-products/
研究室や試作室にこもって、もくもくと開発をしていると思われがちな私達ですが、このように外に出て情報収集したり、勉強もしています。
今後も、開発や製造の裏側をご紹介できればと思いますのでお楽しみに。
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ライター:信田ゆり子